撮影日:2005-11-24
撮影場所:埼玉県 国営武蔵丘陵森林公園 カエデ見本園
今年で何回目になるでしょうか。
ここは国土交通省関東地方整備局 国営武蔵丘陵森林公園の中にあるカエデ見本園。
オオモミジ・ウチワカエデ・ウリハダカエデetc.様々なカエデ(楓)が所狭しと植樹されています。
規模は中くらいで、上り下りも比較的少ないのですが、車椅子を自力で使う方には危険ですので介助者が必ず必要。ライトアップもしますので日没後も楽しみの一つ。
埼玉県の滑川町に位置し、自然の丘陵地帯を生かし、そこにある動植物をそのままにしています。サイクリングコースや散策コースは全て自然の地形を生かした森や林を抜けるコース。年間を通じ楽しめ、緑と花が豊富な公園。
特に夏以降は中央広場から入る事で、「メイプルフェスタ・紅葉見☆ナイト」のアクセスが簡単。(夜間はここだけになる)
この時とても嫌な事を経験しましたので書かせて頂きます。
撮影中、写真クラブの団体が来ていました。私のレンズの先と会員の方のレンズが同じカエデを撮影しようとしていたところ、先生と呼ばれていた方が、構図のチェックをすると、隣の枝が邪魔なので折っていました。
写真を撮るために、他の植物や、邪魔になるカエデの枝を折るのです。私的には、その写真を見るたびに枝を折った事が記憶に蘇ると、とても辛く感じます。花壇の中に踏み入れ撮影する方もいますが、その踏み入れた下には花の芽があるのをご存知なのでしょうか?
花は半年前に準備をする事で咲くのです。例えば5月に咲くチューリップは、前の年の冬場に植えることで寒さを体験し暖かくなる事で春を感じ花芽が出ますから、11-12月に植える事になります。
これが植物のサイクルなので、これを阻害する行為は、写真が撮れなくなると言うこと。素敵な一枚を撮るために、自分たちで厳しい方向に導いています。鎌倉・尾瀬も同様で、三脚使用禁止に追い込んだのも私たち。この場所も盗掘などが起こり、いずれは鉄の柵で覆われることになると思いますよ。
一寸考えてみませんか。
カメラ:Canon EOS KissDN
レンズ:EF-S18-55mm F3.5-5.6
レンズ:EF-55mm -200mmF5.6