撮影日:2009-01-19 撮影場所:北海道札幌市
とっても可愛らしいリスさん。
北海道だけに生息するのが「エゾリス」。森の中を忍者のように移動して、大好物のクルミを見つけては隠したり食べたりと、森の維持と再生にはとても大事な存在。
本来警戒心がとても強く、森の中で見つけても、あっという間に居なくなる。こちらが見つける遥か前、既に私たちの存在に気がついているようです。森を歩きながら時々振り向くと、こちらを見ているかもしれませんよ。
何時も樹上で生活していますが時々地上に降ります。しかしその場に2秒居ません。撮影中も「トコトコ・ピョンピョン」とにかく動き回る。カメラで追いかけるのも大変です。静かにしていると、とても近くに来ますが、今度は肉眼では追えない位の早さでした。
とても可愛らしい生き物たちの森が無くなっています。一見すると木々がありますが、綺麗にするため、その下の藪が切られ、姿を隠せない。観光地化される森は死んでいます。エゾリスの瞳は「お願いだから木を切らないで!」と叫んでいるようでした。
クルミ(胡桃)が大好物で、秋になると落ち葉の下に隠して、冬になると雪を掘り返して食べますが、時々埋めた場所を忘れるのか、クルミから芽が出ます。森の再生のお手伝い。
動きはとても早くまさに忍者。
カメラ:Canon EOS 30D
レンズ:EF 400mm F2.8 L IS USM
トリミングしています。