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アレルギー体質(花粉症)

更新日時[2011-02-08]

埼玉医科大学川越総合医療センター

紹介状を持参し受診。本題に入る前に、大学病院は急性期病院と地域の個人開業医では行わない診断・治療・手術を行う場所なので、紹介状が無い場合は別途¥2000程度の料金が初診時に発生する。

医大で診断

MRI画像診断と、医師による直接見る診断から左側の鼻が狭くなる「鼻中隔湾曲症」との事。花粉症はレーザーである程度緩和する事が可能だが、湾曲している奥までレーザー照射は出来ないので、難しいがレーザーで焼き様子を見ることになる。

埼玉医科大学のレーザーは焼きながら止血するようで、前回のように術後の出血は無し。本当にあっけにとられる程である。麻酔は同じように行いますが。医師より二回行う方が良いとの事で、一度焼いた後、一か月後に両方を再度処置することになる。

処置中は麻酔するので痛みは殆どない。麻酔が切れた後も激痛や出血もなく強く鼻をかまない限り問題はない。医師より毎年焼いている患者もいるとの事で、前回の地元での処置が嘘のようでした。

2010年5月

この年スギ花粉の飛散量が極端に少なく、とても快適でしたが、ヒノキのシーズンまで時々症状は確認できていたので、レーザー処置に疑問があった。医師に確認すると、「鼻中隔湾曲症」があるので、左の鼻が奥まで焼けないとの事。それ以上(健常者は普通に焼ける)改善するには、「鼻中隔湾曲症の手術を行い、同時に「肥厚性鼻炎」に対しての処置を行った方が良いとの事。

鼻中隔湾曲症の手術予約

予約は基本的には半年以上前になる。キャンセルも殆ど無く仕事を継続しながらの手術は、日程の調整も必要である。

入院日数=10日前後。

1)手術は全身麻酔=日帰り手術も可能だが、開けてみないと解らない事と、手術中出血の多い方がいるそうです(私)部分麻酔は目・耳の感覚は残り、振動なども頭蓋骨に伝わり、気分が悪化し手術が中断するとなど色々他のリスクも伴うようです。全身麻酔は心肺機能低下するので気管挿管行う。術後直ぐには声が出にくいかも。と言うより出なかった。

 

2)手術内容=鼻の穴から手術を行う。昔のように上唇と上顎から行うことは今は無いとの事。傷は鼻の穴の中だけ。鼻中隔や、その周囲の軟骨?を取り出し大きな鼻中隔は元に戻す。

 

3)手術のリスク=全身麻酔ですから家族同伴。不測の事態に備えます。手術は2時間程度。術後鼻中隔が薄くなるので左右の鼻の穴が奥で繋がる事や、脳の過重に耐えられず鼻が落ち込む事もあるそうです。

術後タバコより少し太いスポンジが片方に2本と手前はガーゼで止血と、鼻中隔を固定。パッキングと言うらしい。

4)復職=退院の翌日から勤務は可能ではあるが、状況で左右されるので何とも言えません。

ここまでが手術の説明。担当医師により変わると思うので参考程度にしてほしい。

入院から手術後まで

2011年1月4日入院。

ベットに案内されると、テーブルには「鼻かみ禁止」の文字が。
翌日5日3件目なので最後の手術。4日の夕ご飯を最後に手術当日は食事なし。。出来るだけ早い時間の方が良いかもね。

病室からナースに付き添われ中央手術棟まで歩く。そこから手術室へ。担当医が待っていました。手術台に上がると麻酔科の医師が点滴に軽い麻酔薬を注入。少し眠気が来てフワフワになった後、麻酔科の医師から気分を聞かれ「もう少し強いお薬使いますね」との事。感覚的には1分持たない内に寝たが、気が付いた時には手術終了。

担当医師から、自分の名前を呼ばれながら左肩を軽く叩かれ一度自分の名前が耳に入り、意識が戻る。2回目の呼びかけで眼が開き手術台に寝た時の天井が目に入る。その後呼吸しようとするが、鼻はパッキングされているので息ができない!今度は口で呼吸しようとするが、麻酔の関係なのか舌が喉の方に落ちて塞いでいた!「苦しい」と言う一言を出したいが気管挿管の管を抜いた直後のようで声が出ない!オアーマイガー!!体は狭い手術台から落ちないように軽く固定され、腕の方も軽く固定されていたので起き上がることもできず苦しい時間が体感的には1分続く。(実際には30秒程たと思う)。

医師も「動かないで」と優しく声をかけるが、気分はパールハーバーやタイタニックで見た溺死を思い出していた。頭を横にすると息ができた。赤ちゃんが生まれた時産声を上げますが、気分が分かる。。(産声は肺呼吸の瞬間ですね)

鼻の手術ですから当然息は出来ません。頭で分かっていますが患者の私が直ぐには対応できないようですね。(笑い)

術後の経過

2011年1月6日

朝の回診時、手術後の説明がある。左の鼻は鼻骨(頭蓋骨の一部?)が少し出ていたので、今までよりは改善するが術後の右の鼻以上に改善するのは難しいとのこと。下甲界の部分など「相当削った」との事でした。

朝食は重湯。と流動食。。

2011年1月7日

手術を行い鼻は塞がれ、傷口からの出血もすべて外に出ませんから当然と言えば当然ですが、体温が38度で推移。医師より、明日スポンジを取りましょうとの事。痛みの方は殆どなく、問題となることもなかった。

三食8分粥で副菜は流動。数秒で食事が終わる。麻酔を行うと消化器官の動きが鈍るので、生野菜などの消化が遅いものは出てこなかった。

2011年1月8日

朝の回診時一番奥のスポンジを残して全て除去。この時点では鼻で息ができない。一番手前のガーゼを抜き、真ん中のスポンジを抜いたとき、薬の小瓶よりも多い出血があった。スポンジを抜いた時血が噴き出ると言う表現が適切かな。処置後少し鼻から出血があったが、1時間程度で止まり、今まで眼頭の部分が重かったのが取れる。夕方には36度後半で体温も殆ど問題なし。

2011年1月9日

朝の回診時最後のスポンジを除去。出血しますが問題とな事はなかった。この除去した瞬間鼻の奥に空気が入り肺まで入っていく感覚が分かった。今までこれ程空気が鼻から入る事はなく、人生損をしていたような気分である。がっ!埃りが入るので、医師より鼻の穴を綿球で塞がれる。。空気が吸いたい!と思った瞬間でした。この後出血するので、安静にしていて下さいとのことでベットに。ここまで術後から洗髪禁止。

朝食は5分粥。やっと固形物に近づいてきた。飲み込む時空気が鼻から抜けないので、飲み込むのが大変。頭を少し斜めにすると、空気が口から抜けるので、食事は比較的スムース。

2011年1月10日

初めての洗髪。医師より温まる事と鼻に水が入ると出血との事で、胸から下のシャワーはOK。洗髪の解禁は嬉しかった。3回ほど頭を洗うが洗った気がしない。。

2011年1月12日

朝の回診時、鼻の中を見ますが、当然血の塊がある。大きさはタバコのフィルター位あるので見た時は驚いた!傷口以外にも血の塊ができて、空気中の誇りが「鼻くそ」になって付着するようです。取るときキシロカインで麻酔しますが取った後痛い。。鼻の奥の方が広くて鼻骨の部分で少し狭くなるからでしょうね。

回診後退院。次回受診は一か月ごの予約を取る。

医師より退院すると免疫が低下する人もいるので風邪に注意して下さいとのこと。

2011年1月15日

術後完全にとは言わないが腫れも引いて来ているようだが、「鼻くそ」が溜まりだし、軽く鼻をかんでも出ない。この時点では鼻の通りは悪い。

2011年1月25日

術後初めての受診。「大きな鼻くそ」を両方から除去すると空気が鼻の中を通過する。とても気持ちの良い瞬間。これ以降、優しく鼻をかんでいても「鼻くそ」は殆ど出ないので、出血も止まったようである。

手術前と比べると、今まで口を塞がれると酸欠で死んじゃう位でした。映画やテレビドラマで誘拐犯が人質にガムテープ張りますが、以前の私だと死んじゃいます。(笑)術後は右の鼻が快適で口を塞がれても息ができます。左の鼻も以前より良いので、軽く動いた後口を塞がれてもOK。考えてみれば今までの人生酸欠様態で生きてきた。今は空気が吸える事が極めて普通な事ですが、それが幸せと言う事を噛みしめています。

2011年2月22日

退院後初めての通院。保険請求するので診断書を依頼していた。手術は「鼻中隔矯正術」と「下甲介除去術」の二つ。

2011年2月24日?

春一番が吹く。昨年の夏が酷暑。40度に迫る勢いなので花粉が大量に飛散。実はこの前日まで花粉症の症状は殆ど無く快適な日々を過ごしていた。

2011年2月27日

春一番から気温が高めに推移し、花粉が一気に飛散すると、鼻の方はムズムズ。鼻水は少量。クシャミは時々確認できた。天気情報では大量に飛散するとの事であるが、薬物を使わずこの程度なので、手術の効果は確実にあった感じている。昨年までなら、鼻詰りが酷く鯉の口状態(+□+)。しかし眼の方は相変わらずで、昨年の点眼薬を2月に入ってから使用開始し病院で処方された鼻炎用のアレグラを服薬開始。

2011年2月28日

朝から暖かく、お昼前から花粉が飛散する。鼻水が少し出てくるが、垂れるほどでもない。一応アレグラを服薬するが効果は少ない。鼻詰りは全くないので、信じられないくらい快適である。普通の花粉症程度ではないでしょか。当然梅林などに行けるので、草花の時期を楽しく過ごせそうです。実は私梅と桜の季節は花粉症でアウトドアが出来ない。。

私が撮影した

2013年3月6日手術前なら12月中旬から鼻血が滲む等の症状があったが、1月末までこの症状は無かった。術後二年経過し、鼻がムズムズするので耳鼻科受診。医師に確認すると「完璧なオペだそうで、晴れるものも無くとても良い状態」との事でる。花粉症の投薬を服薬しないことが、これほど幸せな事かと感じています。

 

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