レンサ
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STIビルシュOH慣らし終了後のフィーリング

交換日時[2002/06/22]
走行距離[188,003km]
更新日時[2007/07/14]

疲労

STIビルシュOH後のインプレ

STIビルシュ純正との比較

乗り心地と走り味」を高次元でバランスが取れているのが「純正ビルシュ」。
基本的にSTIビルシュであり、純正ビルシュに比べ乗り味は悪い方向に向かう。純正ビルシュを基準に考え、「欲しい感じを得れば失う所が当然出る。」その得た物が自分で納得出来れば最高。そのSTIのビルシュの仕様変更を行う。名前に憧れますが、自分の走行する平均速度・場所を考えないと、無駄に終わる可能性が有ります。

STIビルシュ仕様変更後のインプレ

私は今回後ろのみ仕様変更。
純正仕様のSTIビルシュは、元々後後軸重量が重いBGに合わせて調整されているので、仕様変更すれば乗り心地が良い方向に向かいましたが、スタビ・バネもノーマルが大いに関係している可能性も有り、BTCでOHされる方がノーマルを基準に考えるからです。(私のBDの状態を伝えたのでこのようになった)

OH後、丁度空気を0.1kg余計に入れた感じに似ているかな?常にコツコツと微振動を伝え、ドライバーに路面の状況を伝え続ける。20代の後半位までの年齢層なら「おっ!硬くて良いね〜」と言う感じかな?30台後半の方では硬過ぎると思います。今まで前輪が「コン」なら後輪は「ゴン」という感じ。後ろの仕様変更が効果を出しているので、今回は前後輪が同じ衝撃の感じに。それでいて不安が有りません。

普通の車の使い方を想定して購入する方は、おそらく40km〜120km程度の範囲で90点取れる脚を作れば、納得出来るのかな?STIビルシュは80km〜?km程度の速度が90点。。使われる平均速度が高く設定されている感じなので、一般道・高速を流れより少し早い程度は「硬い」ですが、安心感が違います。速度が速くなり乗り心地だけを考えると「純正ビルシュ」。しかしその時の安心感は「STIビルシュOH」後の方が上。数字に表れない「体験出来るフィーリング」これが「STIビルシュ」では?

タイヤのこと。

2002/7/20現在、タイヤが「205/55-16」。突き上げ感など若干乗り心地が良い方向に向かうと思いますがタイヤの真円度が低く、平らな路面でも乗り心地に対してあまり良い印象が有りません。更にショックが生き返ったので、タイヤのよれ?を多く感じるので、もう少しグレードの高いタイヤに変更する事で様々なフィーリングの変化を感じられると思います。今回ショックが生き返ると「足元=タイヤ」の事が伝わる事が勉強になりました。次回に生かしたいと考えています。


STIビルシュOH後「速度・走行場所別」のフィーリング

  1. 20〜40km程度
    市街地・一般道を走行すると、ロールも少なく極自然であり、40km程度からの危険回避程度の急ハンドルではステアリングレスポンスの向上から敏感に反応し「おっ!スポーティー」と言う感じ。真っ直ぐ走ると、舗装路面の質(アスファルト?コンクリート?)までをドライバーに伝えるので、安全性は高いのですが、これがビルシュなの?と言う程で、高級感?と言う感じは有りません。BEの純正の方が遥かに乗り心地は上です。

    私はこの位の速度+10kmまでを重視。
    この速度のは、車のパーツの事を考え評価する時、限界速度と思う。私も人の事を言えた柄ではないが、これ以上の速度で評価し冷静に考える事が出来るのだろうか?真っ直ぐ走るならこれ以上でも可能であるが、コーナーリング中の事を例に出すと、曲がり始め・中期・後期・直線と言う課程が存在する。曲がり始めは誰でも解るが、更にハンドルを切り足したりした時、フロントの入りは理解出来るが、後輪の動き=ショックの伸び縮みを完全に把握出来るか?である。

    例えば、二車線で左に曲がりながら前方の車をオーバーテイクする時は当然一度右側の車線に出でてもう一度元のラインに戻る事になる。右側に出たままでは、最後右側にハンドルを戻さないのでハンドリングのフィーリングの確認には意味が無い。タイヤの動きや路面の状態など見えない物に対して予測しながら行動する事が求められると思う。更に上の速度を経験すると、タイヤの動きが出て来るのでその動きを考えてハンドルの操作を行う事になる。

  2. 40〜70km程度
    この位の速度になると、市街地でも比較的交通量の多い所。
    一般的に使われる平均速度で、乗り心地と走り味のバランスが取れていないと車を購入された方は満足出来ないと感じる。この速度は路面から来る衝撃が大きくなりますが、BH純正ビルシュの方が大人の感覚が有った。純正ビルシュが「コン!・タン!」なら私の車は「コン!と、ゴン!」の中間?程。小さな振動が伝わってくる感じ。BGの時のビルシュと異なるフィーリングで、断然BHの方が良い。当然BEの方がもっと良かった。
  3. 60〜100km
    この速度になると、バイパス・首都高速での平均速度?徐々に「乗り心地よりも走り味が優先?」MTなら、3-5速で走行し、各ギヤーで、その場に応じた加速を行う。その代表なのが首都高速。
    この都市間高速は、高架橋の道路であり速度が速く路面から来る衝撃が一般道並。

    真っ直ぐ走っていてタイヤが鳴く位の急ハンドルを切った後、初期のロールがから中期以降のロール速度に違和感が少なく、常にタイヤが路面に張り付いている感覚。この事は精神的な安心感に繋がり更に横傾き=Gと戯れる為にスピードを出したくなる雰囲気が生まれて危険かも?

    走行中、路面が「うねり、車が上下」するような所や、ハンドルを一定に切っている時、更に切り足す状況(カーブが奥で極端に回り込む状況)では、STIビルシュの方が車の動きの収束が速く、特に後ろのタイヤが路面から離れ難く、更に次のカーブに向かいハンドルを切り戻した時の「揺り返し」が穏やかで、ロールが極端に早くなる事も無く安心できます。この位の速度で少し急激な車の動きが有った時・求めた時は乗り心地よりも「走り味が優先」。STIビルシュの価値が出てきます。日常の走行でこんな事は少ないですよね。。

    上で書いた初期のロールについて
    車高が20mm程度上がった事と、タイヤの外形が610mm→635mmに変化。車高と直径の関係から約30mm程度車高に変化が有った事で、ロール初期の速度が速く一気に沈み込む感覚があるが、私自身195/65-16でも充分スポーティーに感じ、雪道を走る機会が多い事から多少のロールは困惑しない傾向がある。別な見方でをすれば、横傾きを楽しむ=Gと戯れる感覚が好きである。

  4. 100km〜高速道路の話。
    一般的に真中の車線は100〜120km追越車線は??ですよね。こんな状況では純正ビルシュの方が乗り心地は上。高速の路面は比較的平ら、橋の継ぎ目でも殆ど段差を感じな無い程度に作られているので、速度計の針が右肩下がりになる位になると変化を感じると思います。しかし、試乗でここまでやった事が無いので書けません。では純正と違う所は、山岳区間ではその変化が現れてきます。
  5. 高速道路なのに、カーブの先が見えず、UP・Down・長い横Gが続くような所では当然左右にハンドルを切る事が求められ、速度の関係から大きな横傾きが起こり、更に長い時間横Gが掛かります。こんな状況では制限速度が100kmでも流れは80kmほど。そんな中追い越し車線の平均的な速度以上で安心出来るのがSTIビルシュ。この速度でもハンドルを切った後の過重の移動が自然で、中期から、じんわりと時間を掛けてロールが始まり、内側に巻き込みながら曲がるのではなく、シャーシとショックが過重に絶えるのがハンドル・車全体を通じると同時に、タイヤのグリップで曲がっている事が手に取るように体感できます。

ふん転菓子のロールに対しての考え

ロールの速度と質。

私の感覚では、ロールの量は車の過重を支えるバネの強さで左右され、その時のロールの質・ロールの速度を変化させるのがショック。例えるなら一定の円を描いてクルクルと回っているとする。その時ロールしますが、同じショックならロールの量は変化無し。バネが縮むまでの時間を制御するのが減衰力の設定。その為減衰力が強くなると、ロールするまでに時間が掛かり、最大荷重がタイヤに掛かる前にハンドルを切り返すので、結果的にはロールの量が減っている。

反対にショックが抜けている=効果が無い車では、ロールが急激に起こり、完全にロール=フルストーロークまでが瞬間的。
この瞬間的(時間)にロールする事が、運転手・同乗者に不快・恐怖感を感じさせるものでは?
良く考えると、純正のビルシュタインは「絶対的な性能と人間の慣性のバランス」が見事に取られていると感じませんか?

ロールの量=傾きが少なく、少ない量で車の過重を支えているので、ハンドルを切り返すと、当然左右への過重の移動が早く、ステアリングレスポンスが上がります。その反面、その時の減衰力の設定から乗り味が硬くなる!と感じています。見方を変えるとタイヤの上下動の時間をコントロールしているのかな?車高を落せば、ショックの動く量が減り、その分硬いバネで対応。純正のショックはストロークを生かし、時間を掛け減衰しますが、短いバネでは短時間で減衰。だから乗り味がいたずらに硬く「うどん・蕎麦・パスタ」などの「こしの有る噛み応え=のアルデンテ」の乗り味が無くなると感じています。これを「ロール剛性と言うのかな?」

ロール剛性が強くなるとステアリングレスポンスが向上。

という事は上記にも書きましたが過重の移動速度が速くなる?と言う事なので、普段からこの様な事を経験していないと危険な感じもします。例えば、走行中「犬や猫の飛び出し」一度位は経験された方もいると思いますが、そんな時ハンドルを急激に切り、普通は元に戻そうとする。この時ロール剛性?の関係から左右の過重の動きが早くなっているので当然車は不安定になる傾向に。4WDは比較的安定していますが、FF・FRになると、簡単に後輪が滑るなど、とても不安定な状況になるので注意が必要。一見安定していますが、4WDだからこその安心感。この辺がレガシィの安定性を感じられる一瞬でも有るのかな?

車を購入し、ロールのフィーリングからスタビの変更を行う気持ちも解りますが、「純正ビルシュを良く味わう」事で、純正のセッティングの奥深さを感じる事が出来ます。私もHPを開設していますが、ここだけの情報を鵜呑みにするのではなく、時には試乗会に出かけ色々乗って感じましょ!すると、自分の車の「良い所・悪い所」「改善したい所」が見えてきます。ショックの減衰力を変えると、ロールの速度が遅くなり結局ロールの量が減る感覚です。

先日気が付いた事が有ります。
BMWなどは、タイヤとホイルのクリアランスが少なくスタイルが良いのですが、それは、フェンダーを良く見ると国産車はツルンとしていますが叩き出して有ります。その叩き出した中にタイヤがストロークするので、見た目以上にタイヤの上下する距離が有るようです。何処を変更したら解らないのが本音。私も同じ。でも「純正の脚を寿命まで味わう事で見えるもの・感じる物」が有ります」

「純正パーツ」はよく出来ています。
使う人・走る場所・走る速度。全てで80点目指してあります。最近では90点が目標?これだけ完成された物を交換するには勇気が要りませんか?


長文になったので、表示時間やスクロールに時間が掛かるので幾つかに分けています。

  1. STIビルシュへ交換はこちら。
  2. STIビルシュ装着後アライメント調整。
  3. STIビルシュOH。
  4. STIビルシュOH慣らし終了後のフィーリング。(今見ています)
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